目が覚めた

 朝、3時過ぎ、目が覚める。体がいつもより軽い感じ。このまま起きて活動しようと、自然に思えた目覚め。体を起こす前に、頭の上を探ってスマホを取る。フェイスブックツイッターのチェック。なんと今日はチャンピオンズリーグの決勝があるではないか。体を起して、テレビチェック。番組表を見るともうすぐキックオフ。チャンネルを合わせて、観戦する。途中、コーヒー2杯と、トースト2枚をたいらげる。徐々に外が明るくなる。ハーフタイムにスマホチェック。なんら変わりない。せっかくリンゴ箱があるので、それを使ってなにかできないか検索。ミツロウ、サンドペーパー、ステンシルシートなどなどがヒット。さて何を作ろうか。
 思案している間に後半が始まる。淡々とすすむ試合。後半が終わるころにはすっかり明るくなった。スクリーンを上げる。部屋の明かりを消す。梅雨入り間近。雲があるが明るい光が部屋をぼんやり明るくする。同点のまま進む試合。テレビの中の戦士は疲れている。こちらは元気いっぱい。なんだか変な違和感。いよいよ延長戦。
 同じ体勢で画面を観るのがつらくなる。もぞもぞ動きだす。延長戦でも決着のつかなかった試合は、ようやくPK戦で決着がついた。
 録画してある番組を観る。外を散歩している人が見える。目覚ましが鳴り始めた。誰かが止める。5分ごとになりだす目覚まし。今はもう鳴らない。テレビを消し、パソコンの電源を入れる。立ち上がるまでの間、小窓を2か所くるくると開ける。朝の、梅雨時期の湿った冷たい空気が流れ込む。
 今日の天気はどうだろう。雨が降るのか曇りなのか。どっちつかずの天気。「いま、この一瞬を大切に生きる。」これどんな意味なんだろうな。今日も一日が始まる。